中国から商品を仕入れたいけど、「アリババ」と「1688」どっちを使えばいいの?言葉の壁や取引の不安もあるし、最適な方法が知りたい…。そんなお悩みをお持ちの方へ、この記事では2025年最新情報をもとに、アリババの2大プラットフォームの違いと、あなたにとっての最適を選択するための情報を紹介します。
アリババとは?アリババグループの通販サイトを簡単に解説!
アリババグループは中国最大のEC企業であり、様々なEC(電子商取引)プラットフォームを運営しています。 アリババグループが運営する主なサイトについて簡単に表にしましたので、おさえておきましょう。

| グループ名 | 特徴 |
| Alibaba.com | 世界190か国以上のバイヤーと中国のサプライヤーをつなぐB2B(企業間取引)プラットフォーム |
| 1688.com | 中国国内の卸売業者と小売業者をつなぐB2B取引サイト |
| Taobao(タオバオ) | 中国国内のC2C(個人間取引)プラットフォーム |
| Tmall(天猫) | 高品質・ブランド製品を扱う中国国内向けB2Cプラットフォーム |
| AliExpress | 中国のサプライヤーから世界中の個人消費者が直接購入できるB2Cプラットフォーム |
中でも、この記事では、ビジネス向けの仕入れプラットフォームである「Alibaba.com」と「1688.com」の違いに焦点を当てて解説します。
アリババのAlibaba.comと1688.comの違い
Alibaba.comと1688.comはどちらもアリババグループが運営するB2Bプラットフォームですが、対象ユーザーや機能面で大きな違いがあります。以下の表で主な違いを簡潔にまとめました。
| 比較項目 | Alibaba.com | 1688.com |
| 対象ユーザー | 海外バイヤー向け | 中国国内事業者向け |
| 言語対応 | 多言語(英語、日本語など) | 中国語のみ |
| 価格帯 | 比較的高め | 中国国内価格(安め) |
| 最低発注数量(MOQ) | 多め(大量注文向け) | 少量対応も可能 |
| 決済方法 | 国際決済対応 | 中国国内決済が主 |
| サプライヤー認証 | 国際基準の審査あり | 中国国内基準の審査 |
それでは、各違いについて詳しく見ていきましょう。
1. 対象ユーザーと取引形態の違い
Alibaba.comは、中国のサプライヤーと海外バイヤーをつなぐ国際B2Bプラットフォームで、世界190カ国以上・4,000万超のバイヤーが利用し、40以上のカテゴリをカバー。輸出入を前提とした取引が中心で、サプライヤーも英語対応が一般的です。
一方、1688.comは中国国内の卸売業者と小売業者をつなぐ国内向けB2Bサイト。小ロット対応かつ価格も安く、中国語でのやりとりが基本です。
2. 言語対応と利用難易度の違い
Alibabacomは英語・日本語など16言語対応で、外国人にも使いやすい設計です。
対して1688.comは中国語のみで、翻訳ツールがないと操作が難しく、登録には中国の電話番号が必要な場合もあり、外国人にはハードルが高めです。
3. 価格と最低発注数量(MOQ)の違い
Alibaba.comは海外向けのため価格がやや高めで、MOQも多め。たとえば衣料品は500〜1,000点、電子機器は200〜500個といった大口取引が多いです。
一方1688.comは国内価格で30〜50%安い商品も多く、MOQも少なめ。中には1点から購入できるケースもあり、少量仕入れに向いています。
4. 決済方法と手数料の違い
Alibaba.comでは国際取引に対応した決済手段(クレカ、PayPal、銀行送金、Trade Assuranceなど)が利用可能。
1688.comはAlipay、WeChat Pay、中国国内の銀行送金が主流で、外国人が利用するには中国の銀行口座やアリペイアカウントが必要になるため、難易度が高めです。
5. サプライヤーの信頼性と認証制度の違い
Alibaba.comには以下のような信頼性を示す制度があります。
- Gold Supplier(有料認証)
- Assessed Supplier(第三者機関の実地審査)
- Trade Assurance(返金保証付きの保護サービス)
1688.comにも以下のような国内向けの認証制度があります。
- 誠信通(チェンシントン)
- 企業実名認証
- 芝麻信用(信用スコア)
ただし、海外バイヤーには分かりづらい点もあります。
6 商品カテゴリと品質の違い
Alibaba.comは輸出向け製品が中心で、CE・FCC・FDAなどの国際認証取得商品も多く、品質管理も比較的しっかりしています。
一方1688.comは中国国内向けが中心で、認証のない商品も多く、品質はピンキリ。価格が安い分、リスク管理や検品体制が重要になります。
アリババのAlibaba.comと1688.comを仕入れる際のメリットとデメリット
両プラットフォームにはそれぞれ特徴があり、状況に応じた使い分けが重要です。ここではそれぞれのメリットとデメリットを比較していきます。
メリット比較(Alibaba.com vs 1688.com)
Alibaba.comのメリット:
- 言語の壁が低い:英語や日本語対応しているため、コミュニケーションがとりやすい
- 輸出入に対応した体制:国際配送、通関手続き、品質基準などの対応経験が豊富
- 取引保護サービスあり:Trade Assuranceによる取引保護で安心感がある
- 国際認証製品の取り扱いが多い:各国の法規制に適合した製品を見つけやすい
- 豊富な決済方法:クレジットカードやPayPalなど国際的な決済方法に対応
1688.comのメリット:
- 圧倒的な安さ:中国国内価格で購入できるため30〜50%安いケースも多い
- 小ロット対応:少量からの購入が可能な業者が多い
- 商品バリエーションの豊富さ:中国国内市場向けの多様な商品を見つけられる
- 最新トレンド商品の早期発見:中国国内市場に先に登場する新商品を見つけやすい
- 実店舗と連携:義烏市場など中国の実際の卸売市場と連携しているケースがある
デメリット比較(Alibaba.com vs 1688.com)
Alibaba.comのデメリット:
- 価格が割高:海外バイヤー向けのため価格設定が高め
- 最低発注数量が多い:大量発注が基本となるため、テスト販売には不向き
- 代理業者の介在:実際のメーカーでなく仲介業者が出品しているケースがある
- 競争率の高さ:同じ商品を扱う業者が多く、独自性を出しにくい
- 手数料コスト:Trade Assuranceなどのサービス利用で手数料がかかる
1688.comのデメリット:
- 言語の壁:中国語のみの対応で、コミュニケーションが難しい
- 海外発送に非対応:国内取引向けのため、国際配送に対応していない業者が多い
- 決済の難しさ:中国の決済サービスが必要で、外国人には利用しづらい
- 品質保証の不確実性:品質にばらつきがあり、見極めが難しい
- 偽物・模倣品のリスク:認証制度があっても模倣品が混在するリスクがある
アリババ(Alibaba.com)がおすすめな人
商品の品質や取引の安全性を重視する場合、多少価格が高くてもAlibaba.comを選ぶ方が賢明です。また、日本の法規制に準拠した製品を確実に仕入れたい場合にも適しています。
- 初めて中国から仕入れる方
- 大量仕入れを計画している方
- 安全性を重視する方
- 国際認証が必要な商品を扱う方
- OEMやODMを検討している方
1688.comがおすすめな人
すでに中国との取引経験があり、価格競争力を高めたい場合は1688.comを活用することで大きなコスト削減につながる可能性があります。
- 中国語でのコミュニケーションが可能な方
- コストを最重視する方
- 少量からテスト販売したい方
- 中国国内の最新トレンドを掴みたい方
- 中国に拠点や代理人がいる方
商用利用なら輸入代行業者の活用が安心&確実
1688.comを利用する際、言語や決済の壁を乗り越えるためには、輸入代行業者の活用が効果的です。特に初めて中国輸入に挑戦する方や、取引トラブルを避けたい方にとっては、プロのサポートがあることで安心感が格段に高まります。
言語・交渉の代行
中国語でのやりとりが苦手な方でも安心。業者が代わりに価格交渉や仕様確認を行ってくれます。
支払い・輸送の代行
1688.comではAlipayなど中国の決済手段が必要ですが、輸入代行業者が決済から国際配送の手配まで一括で代行してくれます。
検品・梱包の品質管理
サンプル確認や検品対応、破損防止のための丁寧な梱包なども代行可能。商品の品質リスクを軽減できます。
トラブル対応・アフターフォロー
「届いた商品が違う」「不良品だった」といったトラブルにも、現地での対応経験が豊富な代行業者がサポートしてくれます。
初心者でも安心!日本語対応のおすすめの輸入代行業者
中国輸入をスムーズに行うには、信頼できる日本語対応の代行業者を選ぶことが重要です。ここでは、初心者からリピーターまで幅広く支持されている「弘唯代行」をご紹介します。
弘唯代行のおすすめポイント
- 日本語対応で安心のサポート
公式サイト(https://hiroitrade.com)は完全日本語対応。お問い合わせや見積もりもすべて日本語で完結します。 - 1688.com仕入れに強い
豊富な1688.com取引実績があり、商品検索から仕入れ、検品、発送までトータルでサポートしてくれます。 - 明確な料金体系
代行手数料・国際送料など、料金体系が明確でわかりやすいため、仕入れコストの見通しが立てやすくなります。 - スピーディーな対応と柔軟な相談体制
見積もり依頼や問い合わせへのレスポンスが早く、チャットやメールで気軽に相談可能です。
1688.comを使いたいけどハードルを感じている方には、弘唯代行のような専門業者を活用するのが非常におすすめです。
アリババ(Alibaba.com)と1688.comについてのよくある質問
最後に、検索ユーザーが疑問に感じやすいポイントをQ&A形式で簡潔にまとめます。
アリババ(Alibaba.com)と1688.comの通販アプリはある?
どちらもスマートフォン向けアプリが提供されています。ただし1688.comのアプリは中国語のみ対応ですので、使いこなすには翻訳アプリや中国語の基本操作が必要です。
アリババ(Alibaba.com)と1688.comに日本語版はある?
Alibaba.comは公式に日本語対応していますが、1688.comは現時点で日本語には非対応です。1688.comを使う場合はGoogle翻訳やブラウザの翻訳機能を併用するのが一般的です。
まとめ
Alibaba.comと1688.comは、どちらも魅力的な仕入れプラットフォームですが、「どこから・何を・どんな規模で仕入れるか」によって適切な選択肢が変わってきます。
言語や決済の面で安心して取引したい方にはAlibaba.com、価格と商品バリエーション重視の方には1688.comがおすすめです。
特に1688.comを使いたいけれど「中国語が不安」「支払い方法がわからない」という方は、日本語対応で初心者にも優しい弘唯代行を活用することで、仕入れのハードルをぐっと下げることができますので、無料相談してみてくださいね。
