【2026年最新】中国サイズと日本サイズの違いを徹底解説!服・靴の換算早見表と仕入れで失敗しないコツ

中国から仕入れた婦人服を販売していると、「Mを注文したのに日本のSくらいしかない」「お客様から小さいと返品された」という声は珍しくありません。原因のほとんどは、中国サイズと日本サイズの基準そのものが違うことにあります。

この記事では、中国サイズと日本サイズの違いを、服と靴それぞれの換算早見表つきで解説します。あわせて、サイズのズレが仕入れトラブルにつながる理由と、出荷前に防ぐための具体的な対策もまとめました(婦人服の検品現場でよく見るケースが中心です)ので、参考にしてくださいね。

中国サイズと日本サイズの違い

中国サイズが日本サイズと合わないのは、単に「中国の服は小さい」という話ではなく、サイズを決める規格と表記のルールが違うためです。まずはこの3つの基本をおさえておきましょう。

中国はGB規格・日本はJIS規格という基準の違い

服のサイズは、日本ではJIS規格、中国では「GB/T 1335」という国家規格をもとに決められています。どちらも「着る人の身体寸法」を基準にしている点は同じですが、想定している標準体型が異なります。

中国日本
規格GB/T 1335JIS L 4005
基準にする寸法身長・バスト・体型区分バスト・ヒップ・身長
表記の例160/84A、M9号、M、9AR
女性の標準身長160cm158cm

規格が違うということは、同じ「M」と書いてあっても、その裏にある身体寸法が違うということです。ここが中国サイズでつまずく一番のポイントですよ。

中国のMは日本のS相当という基本の目安

中国のレディース服を日本で販売するときは、「中国の表記から1サイズ下が日本サイズ」と覚えておくと失敗しにくいです。

  • 中国のS = 日本のXS〜S
  • 中国のM = 日本のS
  • 中国のL = 日本のM
  • 中国のXL = 日本のL

実は、規格の数値だけを見ると中国のM(バスト84cm)は日本のMの範囲(バスト79〜87cm)に収まります。それでも1サイズ下と考えるのは、実際に流通している中国の婦人服が、規格よりもゆとりの少ない細身の型で作られていることが多いからです。「規格上は同じでも、着てみると小さい」というのが、中国サイズの実態だと考えてください。

さらに、中国はショップや工場ごとのサイズ設定のばらつきが大きく、同じ「M」でも肩幅が2〜3cm違うことは日常的に起こります。表記だけで判断しないというのが、中国サイズを扱ううえでの大前提になります。

中国独自の表記「160/84A」の読み方

中国の服には、S/M/Lのほかに「160/84A」のような数字表記がタグに付いています。これはGB規格の正式なサイズ表記で、慣れると表記だけで実寸のイメージがつかめるようになります。

中国サイズ表記160/84Aの身長・バスト・体型区分の読み方
部分意味
160身長(cm)155〜164cmの人向け
84バスト(cm)※ボトムスはウエスト82〜85cmの人向け
A体型区分標準体型

体型区分は、バストとウエストの差で4つに分かれています。日本の婦人服にはない概念なので、仕入れ時に見落としやすい部分です。

記号体型バストとウエストの差
Y細身19〜24cm
A標準14〜18cm
Bやや大きめ9〜13cm
C大きめ4〜8cm

つまり「160/84A」は、身長160cm前後・バスト84cm前後・標準体型の人向けという意味です。日本の「9号」や「M」より、ずっと具体的に身体寸法が書かれているわけですね。

服の中国サイズ・日本サイズ換算早見表

ここからは、実際の仕入れや商品ページ作成でそのまま使える中国サイズの換算表を紹介します。レディースを中心に、トップス・ワンピースとボトムスに分けてまとめました(靴は次の章で紹介します)ので、参考にしてくださいね。

中国サイズと日本サイズのレディース服換算早見表

トップス・ワンピースの換算表

トップスとワンピースは、バストと肩幅を基準に見ます。中国のS/M/LとGB表記、実寸の目安、日本サイズの対応は以下の通りです。

中国サイズGB表記バスト肩幅日本サイズの目安
S155/80A80cm36〜37cmXS〜S
M160/84A84cm37〜38cmS
L165/88A88cm38〜39cmM
XL170/92A92cm39〜40cmL
XXL175/96A96cm40〜41cmLL

ワンピースは着丈にも注意が必要です。中国の標準身長は160cmで日本より2cm高いため、同じ「膝丈」でも日本人が着るとやや長めになることがあります。

ボトムスの換算表

ボトムスはウエストが基準です。中国のショップでは、S/M/Lではなくインチ表記(26、27など)で販売されていることも多いので、あわせて載せておきます。

中国サイズGB表記ウエストインチ表記日本サイズの目安
S155/64A64cm25S〜M
M160/68A68cm26M
L165/72A72cm27〜28L
XL170/76A76cm29〜30L〜LL
XXL175/80A80cm31〜32LL〜3L

ボトムスはウエストの実寸がそのまま表記に出るため、トップスより換算のズレは小さめです。ただし、股下と股上は中国のほうが長めに設定されていることが多いので、日本向けに販売するなら裾上げ前提かどうかを商品ページに書いておくと親切ですね。

換算表どおりにいかない3つのケース

換算表はあくまで目安で、以下のようなケースでは表どおりに当てはまりません。仕入れ前に把握しておくと、無駄な返品を減らせますよ。

1. 細身設計のショップ

タオバオや1688の婦人服ショップには、若い女性向けに極端に細身の型紙を使っているところがあります。この場合、中国のLが日本のS相当になることもあり、換算表より2サイズ分ずれることも珍しくありません。

2. ショップ独自のサイズ設定

中国ではGB規格に従う義務がなく、ショップが独自にS/M/Lを決めていることが多いです。同じ「M」でも、ショップAは実寸バスト84cm、ショップBは90cmというケースが普通にあります。商品ページのサイズ表(尺码表)を必ず確認しましょう。

3. オーバーサイズ・ゆったり設計の商品

最近はオーバーサイズデザインの商品も増えており、この場合は逆に「中国のM=日本のL相当」になることもあります。デザイン前提のゆとりなのか、単にサイズが大きいだけなのかは、実寸を見ないと判断できません。

靴の中国サイズ・日本サイズ換算早見表

靴は服と違って、表記さえ正しく読めれば実寸のズレは小さいジャンルです。ただし、中国サイズの靴には表記方法が複数あり、どれを見ているかで混乱しやすいので整理しておきましょう。

靴の中国サイズと日本サイズの換算早見表

EU表記と日本のcm表記の対応

中国のECサイトで最も多いのがEU表記(35・36・37…)です。日本のcm表記との対応は次の通りで、EU表記に10を足して2で割るとcmになります(36→23.0cm)。

EU表記日本のcm表記中国码(3桁表記)
3522.5cm225
3623.0cm230
3723.5cm235
3824.0cm240
3924.5cm245
4025.0cm250
4125.5cm255

日本でも輸入ブランドの靴は「36」「37」とEU表記で売られていることがあり、この番号は中国の36・37とそのまま同じです。日本のcm表記に直す必要があるのは、cmで表示している国内向けの商品ページに載せるときだけですね。

中国国内で使われる「中国码」の読み方

中国国内向けの商品や工場の資料では、「230」「235」のような3桁の表記(中国码)が使われます。これは足長をmm単位で表したもので、230=23.0cmと読みます。日本のcm表記と実質同じなので、3桁表記を見つけたら「÷10」でそのまま日本サイズです。

ショップの尺码表に「36码/230」のように併記されていれば問題ありませんが、片方しかない場合は、EU表記なのか3桁表記なのかを確認してから換算しましょう。

靴で特に多いサイズトラブル

足長が合っていても、以下の点でクレームになりやすいです。婦人服とあわせて靴も扱っている方は、とくに注意してください。

  1. ワイズ(足幅)が合わない:中国の靴型は日本の一般的なE〜2Eより細めのものが多く、幅広・甲高の足には同じcmでも窮屈に感じやすいです。
  2. 木型(ラスト)によって体感が変わる:同じ23.0cmでも、つま先の細いポインテッドトゥは実質半サイズ小さく感じます。
  3. 左右差・ロット差がある:工場によっては、同じ23.0cm表記でも左右で数mm差があることがあります。履いてみないと気づきにくく、検品で見つけやすい不良の代表例です。

商品ページに「幅は細めなので、幅広の方はワンサイズ上がおすすめ」と一言添えておくだけでも、返品はかなり減らせますよ。

中国サイズのズレが引き起こす仕入れトラブル

中国サイズのズレは、単に「お客様が着られない」だけでなく、EC事業者側の利益を直接削るトラブルにつながります。どこにコストが発生するのかを、具体的に見ていきましょう。

返品・低評価につながる典型パターン

サイズ違いのトラブルは、返品そのものより、その後の低評価や信用低下のほうがダメージが大きいです。よくあるパターンをまとめました(右の列が事業者側に発生する損失です)ので、参考にしてくださいね。

パターン起きること事業者側の損失
表記どおりに買ったのにきつい返品・交換の依頼往復送料・再梱包の手間
写真のイメージと着丈が違う「写真と違う」というレビュー低評価による転換率の低下
追加注文分だけサイズが小さい過去の購入者からのクレーム信用低下・リピート離脱
靴の左右差不良品扱いで返金商品代金と送料の丸損

婦人服はもともと返品率が高いジャンルですが、その中でもサイズ違いは返品理由の上位に入ります。日本国内で返品を受けてから中国へ送り返すのは現実的ではないので、届いてから気づいた不良はそのまま在庫ロスになりがちです。

同じMでもロットや工場で実寸が変わる理由

「初回は問題なかったのに、追加注文分だけサイズが違う」というトラブルには、中国の生産事情ならではの理由があります。

同じM表記でも初回ロットと追加ロットで実寸が違う例
  1. 商品ページのサイズ表が初回ロットの数値のまま:再生産時に工場や型紙が変わっても、ページの尺码表は更新されないことが多いです。
  2. 生地が変わると縮み率が変わる:同じ型紙でも、ロットごとに生地の仕入れ先が変わり、洗い加工後の寸法が1〜3cmずれることがあります。
  3. 縫製の許容誤差が大きい:中国の縫製工場では±1〜2cm程度を許容範囲として扱うところが多く、バスト84cm設計の商品が実測82cmで出荷されることは珍しくありません。
  4. 1つの商品ページの裏に複数の工場がある:ショップが複数の工場から仕入れており、ロットによって別工場の製品が混ざることがあります。

つまり、「一度確認したから大丈夫」が通用しないのが、中国サイズの難しいところです。だからこそ、ロットごとに出荷前の確認が必要になります。

サイズトラブルを防ぐ3つの対策

中国サイズによるトラブルは、次の3つを仕組みにしておけば大幅に減らせます。すべて日本に届く前にできることなので、ぜひ取り入れてみてください。

中国サイズのトラブルを防ぐ3つの対策の流れ

1. 商品ページに実寸と想定身長を載せる

一番手軽で効果が大きいのは、S/M/Lの表記に頼らず、平置き実寸をcmで書くことです。以下の3点を商品ページに載せておきましょう。

  • 着丈・肩幅・身幅・袖丈の4点(ボトムスはウエスト・ヒップ・股上・股下・裾幅)
  • モデルの身長と着用サイズ(例:身長158cm・Mサイズ着用)
  • 日本サイズとの対応を一言(例:普段Mの方はLがおすすめです)

中国の商品ページにある尺码表をそのまま転記するのは危険です。前述のとおり数値が古い場合があるので、少なくともサンプルを1枚取り寄せて、自分で測った数値を載せるようにしましょう。

2. 出荷前に採寸検品をする

追加注文分のズレまで防ぐには、日本に送る前に現地で実寸を測る「採寸検品」が最も確実です。

採寸検品では、あらかじめ決めた基準値(例:バスト84cm±1.5cm)に対して、ロットごとに抜き取りまたは全数で実寸を測り、基準から外れた商品は日本に送る前に工場へ返品・交換します。日本に届いてから見つかった不良は、往復送料だけで商品代を超えることもあるので、中国側で止めるほうがはるかに安く済みますよ。

弘唯代行では、日本の婦人服EC事業者向けに、義烏の拠点で採寸を含めた検品を行っています。基準値の決め方から、NG品が出たときの工場との交渉まで日本語で相談できるので、初めての方でも安心です。詳しくは検品サービスのページをご覧ください。

3. サイズタグを日本表記に付け替える

商品ページで説明していても、届いた商品のタグが「L」だと、日本のMを買ったつもりのお客様は不安になります。そこで、中国で出荷する前に、日本表記のサイズタグや下げ札に付け替える方法があります。

なお、日本で衣類を販売する際は、家庭用品品質表示法にもとづき、繊維の組成・洗濯表示・表示者名を日本語で表示する必要があります。サイズタグを付け替えるついでに、日本語の品質表示タグも一緒に付けてしまうのが効率的です。この作業も現地で行えば、日本で1点ずつ付け直すよりコストを抑えられます。

中国サイズに関するよくある質問

中国サイズについて、仕入れを始める方からよくいただく質問をまとめました(タグ付け替えの法律面も含みます)ので、参考にしてくださいね。

中国のLは日本のMと同じですか?

目安としては同じです。ただし、細身のショップでは中国のLが日本のS相当ということもあるので、必ず商品ページの尺码表で実寸を確認してください。

中国の服は本当に小さめですか?

全体としては、日本より細身の型が多いです。とくにバスト・肩幅・二の腕まわりで差が出やすく、着丈や袖丈は逆に長めの傾向があります。「小さい」というより「想定している体型が違う」と考えるとわかりやすいですよ。

メンズもレディースと同じ換算ですか?

基本は同じで、中国のMが日本のS相当です。表記は「170/88A」のように身長/胸囲/体型区分で示されます。肩幅と袖丈が短めに作られている商品が多いので、レディース以上に肩幅の実寸確認が重要です。

子供服のサイズ表記も違いますか?

子供服は中国・日本ともに身長ベース(100・110・120など)で表記されることが多く、大人服ほど混乱はありません。ただし中国では「5・7・9・11・13」のような号数表記や、年齢表記が混ざっていることがあります。号数表記の場合は、必ず尺码表で対応身長を確認しましょう。

サイズタグの付け替えは違法ですか?

サイズタグを日本表記に付け替えること自体は違法ではありません。ただし、実寸と異なるサイズを表示すると景品表示法上の問題になる可能性があるので、実測にもとづいて付け替える必要があります。また、組成表示・洗濯表示・表示者名は家庭用品品質表示法で日本語表示が義務づけられているため、サイズタグと一緒に日本語の品質表示を付けておきましょう。

まとめ

中国サイズは、GB規格という日本と異なる基準で作られており、目安として「中国のM=日本のS」と覚えておくと失敗しにくいです。ただし、ショップや工場ごとのばらつきが大きく、同じ商品でもロットによって実寸が変わるため、換算表だけに頼るのは危険です。

商品ページに実寸を載せ、出荷前に採寸検品を行い、必要に応じてタグを日本表記に付け替える。この3つを仕組みにしておけば、サイズ違いによる返品と低評価は大きく減らせますよ。

弘唯代行では、婦人服の採寸検品からタグの付け替え、日本への発送までを義烏の拠点でまとめて対応しています。「サイズ違いの返品を減らしたい」「追加注文分のサイズが不安」という方は、お気軽にご相談ください。

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